小社では「売れる本=作品性と市場性を兼ね備えたもの」と「つくってみたい本=市場性は未知数でも作品性が高いもの」を交互に発表できればと考えています。
常時、ノンフィクションを中心に優れた作品を探し求めています。分野・読者対象は問いません。絵本や写真集なども歓迎しますが、無名の方が書かれたエッセイやフィクション小説は単純否定はしませんが、現在の出版環境、書店環境から考えて非常に厳しいことをあらかじめご承知の上で応募ください。また、小社は、大手出版社(初版部数の多い出版社)にはできない、零細出版独自の小回りの利く無理のない販売を展開していますので、マンモスセラーやメガヒットを狙われている方、印税生活を夢見ている方には不向きだと思われます。(というものの、つくったからには1作品1作品を我が子のように大切に、かつ、全力を尽くして売り続けてゆきます)。
原稿応募について
これまでに数多くの原稿をお寄せいただきましたが、7割以上の作品は「論外」です。未知の原稿、未知の著者を求めているものの、次から次に送られてくる原稿の多くは音楽でいうと「チューニングすらできていない演奏」です。勘違いしていただきたくないことは、零細出版社だからハードルが低いのではありません。大手出版社と零細出版社の原稿採用の違いは、出来の違いでなく、初版部数の違いだと思ってください。大手出版社で「もうちょっと部数の少ない出版社(=小さな出版社)だったらいけるかも」と言われるような作品をお待ちしています。
応募時注意事項
1.メールでの添付ファイルは開封いたしません。USBやCDの原稿も第一段階では不可です。
2.お寄せいただいた原稿等は返却いたしません。原稿は原本でなくコピーを郵送してください。写真の場合は、第一段階では返却不要なものをご用意ください。
3.レジュメ(あらすじ)を添付してください。
4.郵送の際は、必ず封筒裏面に差出人の住所・氏名を明記してください。(明記なきものは、未開封のまま破棄いたします)
5.著者の自己紹介や活動経歴も同封してください。
6.他出版社への並行持ち込みはやむを得ないと考えていますが、並行して持ち込まれている出版社名は教えてください。また、小社へ持ち込まれた原稿が、他出版社からの出版が決まりました場合は、お手数ですが至急ご連絡ください。
7.しばしば、原案・企画書のような形での売り込みがありますが、すでにプロとして第一線で活躍されている方ならとにもかくにも、一般の人が原案(企画)だけで売り込みをされることは無謀だと思います。荒々しくても完成したものが良いと思います。誰がなんと言おうが、原案(夢)を具現化できるか、その情熱・持久力・継続力が、出版への大きな差となると思います。
8.宛先は:〒657-0068 神戸市灘区篠原北町3-6 17出版 まで郵送またはメール便等で。持ち込み訪問はご遠慮ください。
簡単なアドバイスこれまで数多くの原稿が送り付けられてきました。持ち込みの基本すら考えていない人がほとんどです。中にはMB単位のファイルをCCメールで送信してきた人もいます。出版社への持ち込みは「素人のど自慢大会」や、その予選会ではありません。「プロ・オーディション」なのです。これだけ書いていてもメールで送って来られる方います・・・
1.読書を得意とする友人や、そのジャンルを得意とする人などに原稿を読んでもらって、率直なアドバイスを受け、十二分な推敲を行ってください。
2.最初が退屈・理解不能な原稿は非常に不利です。出だしが悪いと自覚されている場合は、添付のレジュメに、展開や山場を記しておくのもひとつです。
3.できるだけ、小社の本も購読してください。(持ち込む出版社の方向性を知っておくことは基本中の基本です)