2014年ゴールデンウイーク
このはなスキークラブ主催
スキーバッジテスト
ジュニアテスト
1級復習検定会
リザルト & リポート

このはなスキークラブ主催バッジテストは、クラブ員でなくても、どなたでも受講・受検できます。

1級

ゼッケン 氏名 年齢 性別 住所 大回り 小回り 横滑り 小回り
不整地
合計 合否
201 S・K 55 さいたま市 69 69 70 69 277 ×
202 M・K 12 長野県
上田市
71 70 70 69 280
203 N・Y 38 東京都
世田谷区
70 70 69 69 278 ×
204 M・A 46 神戸市 70 70 70 70 280
205 Y・M 55 千葉県
成田市
71 70 70 69 280
206 K・K 65 神戸市 68 69 69 69 275 ×
207 O・W 65 新潟県
上越市
69 69 69 68 275 ×
208 H・Y 52 千葉県
松戸市
69 70 69 69 277 ×
209 M・S 39 愛媛県
新居浜市
70 70  70 70 280
210 J・S 39 兵庫県
姫路市
69 70 70 69 278 ×
211 T・Y 13 東京都
大田区
69 69 69 69 276 ×
212 M・O 30 東京都
世田谷区
70 72 70 72  284
213 H・S 39 兵庫県
明石市
70  70 69 70 279 ×
214  Y・Y 36 東京都
江戸川区
70 71  70 71 282

太字は3検定員が合格点を与えたもの

大回り:レルヒゲレンデ上部から
小回り(ナチュラル):レルヒゲレンデ中部から
横滑り:銀扇コース 第一リフトから横方向にトラバースした地点から
小回り(不整地):銀扇コース 横滑りゴール高さ銀扇コースリフト反対側から
中野吉宏:主任検定員 2級班講師 (このはなSC)
熊谷英彦:検定員 1級班講師 (関温泉SC)
木崎敬之:検定員 1級班講師 (このはなSC)



1級復習検定会

ゼッケン 氏名 年齢 性別 住所 大回り 小回り 横滑り 小回り
不整地
合計 合否
244 K・U 39 新潟県
上越市
72 72 70 71 285
245 T・S 45 東京都
東久留米市
70 70 71 70 281
246 Y・S 50 山梨県
北杜市
70 70 70 70 280
247 T・O 47 香川県
高松市
71 72 71 71 285
248 S・K 35 神戸市 70 70 70 71 281
249  M・K 41 長野県
上田市
73 72 71 72 288

1級検定会と並行開催
(1級の前にスタート)


太字は3検定員全員が合格点を与えたもの



2級

ゼッケン 氏名 年齢 性別 住所 小回り 大回り シュテム 合計 合否
221 N・K 10 千葉県
松戸市
66 65 64 195
222 R・T 10 東京都
豊島区
65 64 64 193 3級
223 M・K 10 長野県
上田市
66 65 64 195
 224  T・K 39 長野県
上田市 
 66  65  64  195  ○
 225  K・T 54 新潟県
妙高市
 67  65 65  197  ○

太字は3検定員全員が合格点を与えたもの

小回り:第一リフト降り場からレルヒ・スカイライン分岐部まで
大回り:レルヒ上部から中部
シュテム:レルヒ中部から下部



ジュニアテスト

ゼッケン 氏名 学年 性別 住所 小回り 大回り リズム
変化
タイム
(参考)
合計 志望  判定
231 N・I 小5 大阪府
和泉市
70 71 69 14.79 210 J1 J1
232 S・T 小3 兵庫県
姫路市
69 69 69 18.20 217 J1 ×
233 Y・K 保長 神戸市 65 65 (64) 21.12 130 J2  J2
234 K・S 小3 東京都
東久留米市
(60) 63 (62) 22.19 63 J3  J3
235 A・T  小3  奈良市 (61) 61 (60) 24.52 61 J3  J3
236 M・A  8歳 千葉県
松戸市
70 69 69 17.43 218 J1 ×
太字は3検定員全員が合格点を与えたもの

5月2日 特別講習会
5月3日 前日特別講習会
5月4日 バッジテスト・1級復習検定会・ジュニア前日特別講習会
5月5日 ジュニアテスト



バッジテストリポート

2014シーズン・ゴールデンウイークバッジテスト。毎年と同じように直前の積雪量にはヤキモキさせられましたが、前日講習会(3日)からジュニアテスト(5日)まで、天候・積雪にも恵まれ無事に開催できました。今シーズンは、先シーズン、先々シーズンと積雪はあったものの直前の倒木で使用できなかった銀扇コースも一部使用できました。また、2日には少人数講習会(受講者2名)も初めて開催しました。
 
 バッジテストは、1級14名、2級5名と、昨シーズンとまったく同じ受検者数を迎えての検定会となりました。
 
 前日特別講習、事前講習ともに、1級は熊谷と木崎、2級は中野が2日間同じ班を担当しました。
 このはな検定では合格率は調整していません。審議になる場合はありますが、合格者が少ないから増やそうとか、多いから減らそうということは行っていません。2007〜2013シーズンまで、このはな検定での1級合格率は最高52.2%(2011シーズン)、最低44.4%(2010シーズン)、平均48.5%と、ほぼ安定していましたが、今シーズンは1月から合格率が低く、シーズンで初めて40%を下回る結果(38.7%)となりました。これは、今シーズンから検定種目が変わり、比較的70点が取りやすかったフリー(総合滑降)がなくなったことに起因しているのではないかと考えています。

 今シーズン、私(中野)は2級の事前講習を担当していましたので、1級の受講・受検者について熊谷英彦(関温泉スキー学校)から講評してもらいます。

「事前講習に関してですが、春特有の抵抗力のある雪質を考慮し、無理のない楽しいスキーを念頭に置き、種目のための練習ではなく、楽しみながら身体で運動や動きを理解してゆくことをテーマとしました。受講者の方々が年齢や体力にあわせてこの春特有の雪質の中でスキー運動(大回り・小回り)を楽しめる状況を設定し、まずは楽しめるレベルで、感覚的・無意識のうちにでもよいので身に付け、理論付けや理解は後からとの流れで講習を進めました。重力を利用した落下運動に対し身体(体軸=身体の軸)を積極かつ自発的に動かす(移動させる)ことを身に付けてもらう……言葉にすると面倒な表現になりますが、こういったことをまず楽しみながら身に付けてもらい、結果として種目につながる……という流れで講習を展開しました。
 受講者の方の中には半信半疑な方もいらしたかとは思いますが、一緒に滑らせて頂きながら皆さんに理解していただきやすい斜面設定と日常生活で使う簡単な言葉で理解を深めていただくように、いつも配慮しています。要は受講者の皆さんが安全かつ楽しんで自然の状況に無理なくチャレンジしてもらうことが大切なことなのです。そして次のレベルアップやチャレンジにつながるようにアドバイスさせていただきました。
 横滑りに関しては、種目として型にはめて消化しようとするような傾向が強く感じられました。そこに問題があるのです。横滑りは、別に面倒な種目でも、新しい種目でもなく、昔からスキー運動に必ずある技術であり、スキーを滑らせることにより起こる現象であり、スキーをコントロールして楽しむには不可欠な技術なのです。ただ単にスキーはスピードを追求するだけが楽しさではありません。この事をしっかり理解していただきながら進めました。そうしないと危険なスキーになってしまう恐れがあるからです。ここはしっかりと理解していただきたい部分です。横滑りは落下運動するスキーをずらすことによりスピードを調節をすることで、これをこなすことがスキーヤーの技量レベルにつながってゆきます。重ねて述べますが、横滑りは、型にはめて行うものではなく、運動としてより理解していただけるように重点に置き、わかりやすくアドバイスしたつもりです。
 繰り返し言いますが、横滑りは、スピードを状況にあわせて理想の滑りを実現するための(コントロールするための)手段の一つでなのです。このことを色々なスキーの形や斜面設定を変えて楽しみながら実践しレベルアップにつなげる。理屈は後から、なのです。以上、長くなりましたが、このような流れの中で事前講習を実施させていただきました。来シーズンのGWも、このはなSCのスキーキャンプで、皆さんのご期待にお応え出来るように、一緒にスキーを楽しめるのを楽しみにお待ちしております。再会を楽しみにしております!」(「 」内、熊谷英彦)

 2級に関しては、刻々と変化するシーズン最後の雪の状況下、シュテムターンの指導が適切に行えなかったことを深く反省していると同時に、受講者の皆様にお詫び申し上げます。

 今回、合格された方から、「(何度か受検したので)甘くしていただいたのでは」と尋ねられましたが、このはな検定では、そういったことは一切ありません。前述したように、合否が審議になることは多々ありますが、何度、受検していただいても、不合格の滑りの方が、合格になることはありません。ただ、リザルトの点数、特に、太字(3検定員全員が合格点を与えたもの)を見ていただければわかりますが、合格された方も大半は四捨五入に救われているというのが現実です。(2014シーズン、3検定員の得点を四捨五入するというのは、オフィシャルメソッドに基づいた採点方法です)。合格された方も、合格に満足してしまうのではなく、さらに1級所持者として余裕のある滑りを身に付けていただければと願っています。



復習検定リポート

 これまで、「復習検定会」は、1級受検者の後に滑っていただいていましたが、今回は受検者のリクエストもあり、前走的に1級受験者の前に滑ってもらいました。

 復習検定会ですが、昨(2013)シーズンは、「模擬技術選」と銘打ったためか、スピードに走った滑りの方が目立ちましたが、今回は見せる滑りをしていただける方がいて嬉しく感じました。滑りを見て「おっ」と思ったので声掛けさせていただきましたが、やはり指導員を持っていらっしゃる方でした。(採点は、あくまで70点を1級合格点として採点していますが、75点テクニカル・準指、80点クラウン・正指の合格点との関連性はありません) 

 2015シーズンの「復習検定会」。より多くのチャレンジャーを心からお待ちしております。スタートラインで、スタートの合図を待つ、周囲の音が聞こえなくなる緊張感というのを味わいながら滑ることも、シーズン1回くらいは楽しいことだと思います。



ジュニアテストリポート

 阿部幸一(木島平SC)の楽しい指導のもとに事前講習を行いました。ネトロンを使用してのポールも全員で楽しみました。子供たちにとっては、種目の堅苦しい練習よりも、ポールをクルクル通り抜けるスピード感の方がやはり楽しいようですし、タイムは技術を表しているように思います。講習会で受講者同士が仲良くなって、お別れが辛くなってしまった子供さんがいましたが、ぜひ、また関温泉で再会してもらえればと心から願っています。2015シーズンの関温泉ジュニアテストの事前講習(前日講習)では、初心者から上級者まで安全に楽しめるポールトレーニングを実施する予定です。奮って御参加ください。



主任検定員のひとりごと

 ゴールデンウイークバッジテストリザルト、アップがあまりに遅くなりましたことお許しください。

 大晦日までオフィスワーク。そして、元旦に山(ハチ高原)に移動、元旦と翌日はフリーですが、シーズンインの調整も十分に行えないうちに3日のバッジテストに突入。その後、2月末まで毎日、ジュニア、学校団体の指導に明け暮れました。目の前がゲレンデで多くの雪に恵まれても、1日の学校団体等の指導が終われば、自由に滑る時間はほとんどありません。1週間に30分程度です。2014シーズン特に辛かったことは、私は、横滑りはもちろんできますが、1級受検、準指受検、正指受検ともに「横滑り」を受検種目として経験したことがなく、シーズン中、コブも十分な練習時間がなかったので、バッジテストの際、1級講師(1級受験者指導)からは、情けないですが、逃げていました。2月末に山から下りると、地上での仕事が山積していて、3月、4月と滑走ゼロでゴールデンウイークのバッジテストを迎えるという状態が、この何シーズンか続いています。FACEBOOKなどで、皆さんがシーズンいっぱい滑っている情報を見ると、うらやましくてうらやましくて仕方がありませんでした。年齢を重ねると、2015シーズンも同じような体力で滑れるか、という心配だけでなく、生存しているかどうかの保証もなく、トップシーズンに滑れなかったことは相当のストレスになりました。
 2015シーズンこそ、12月中に1週間ほどフリースキーをエンジョイしてシーズンインしたいと切望しています。

 熊谷さん、阿部さんのような素晴らしい指導者に教えていただいたからスキー1級を目指せたと思いますし、1級取得後は、柳澤さん(スタート係)のような同レベルで一緒に楽しく滑ってもらえる友人がいたからこそ、指導員受検やプライズテストなども楽しく乗り越えられたと感謝しています。

 多くの方に、このはなスキークラブで「受講・受検して良かった」と感じてもらえる講習会・検定会、そして、講習会や検定会で仲間をつくってもらって、技術だけでなく、生涯スポーツとしての楽しいスキー活動を提供できればと願っています。2015シーズンもよろしくお願い申し上げます。

このはなスキークラブ バッジテスト ジュニアテスト スケジュール

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